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ついにPDA買い換え。

5月からずっと迷い続けていたことだが、ついにPDAを買い換えてしまった。6年半の間ありがとう…CLIE/PEG-S300→→→これからよろしく…Mio/P350

Pda_1 12月中旬にヒューレットパッカードからP350の競合機として「iPAQ rx5965」が発売された。このrx5965は機能的には優れていて、P350には無いBluetoothや無線LANの通信機能を備えているし、さらにフラッシュメモリもP350より1GBも多い。ということでrx5965を買おうかなと…と考えていた。でもこのrx5965登場のおかげかどうかは分からないが、P350の実勢価格も同時期に下がりだして、そして触手が動くほどの価格になり、ついに!買ってしまった。

これで、年末年始の遊びネタができた。

どうでもいいけど、気になったこと。

今朝、通勤途中の市電のなかで、

「いまさら他人には聞けない疑問500」を読む小学生を見た。

まだ…聞けるんじゃないのか?

劇団道化の「知覧・青春」を観に行った。

4月の国分公演以来、久しぶりに行った劇団道化の芝居。こども劇場主催ではあるものの、知覧=戦争ものということで「やや大人向け?」と思ったけど、とりえあず小学校2年生の長男と一緒に観に行った…が!

面白い!大人も子どもも面白い!うちの長男は最前列の真ん中で、げらげら笑ってた。そこ笑うシーンじゃないよ…というところでも笑ってたけど。

Chiran_seishun_1

知覧といえば特攻。となればそれをタイトルに掲げる芝居ではどうしても、若者の死から生み出される「悲哀」がベースとなって、その”陰”が前面に出てしまいそうになる。もっと言えば暗い芝居になりがちだと思う。でもこの「知覧・青春」の描く「悲哀」はちょっと違った。それは若者の”死”から生まれる悲哀ではなく、若者の”生”が生み出す悲哀だ。同じ悲哀でも、その根もとが死なのか生なのかで、ぜんぜん芝居の雰囲気が変わってくる。あえて対比して言えば”陽”の雰囲気。でも決して軽薄な”陽”ではない。戦争というバックボーンを強要される陰鬱な時代で、自分の存在意義を賭けて全力で”陽”であろうとする、その若者の意志とエネルギーが生み出す、ド真剣な”陽”だ。この「知覧・青春」は、”陽”の悲哀で戦争と知覧を語る、とっても素晴らしい芝居だと思う。

12月は薩摩・大隅、1月は島の各地で公演があるので、たくさんの人に観て欲しいとつくづく思った。

あと、舞台セットの工夫も見所かも。こーんな簡素なセットで、こんなにも豊かに表現できるものなの?とビックリしたよ…。